発達障害

発達検査は公的機関なら無料で受診可能|子どもが発達障害かと思ったら

最近、「アスペ」や、「ADHD」という言葉を耳にしますよね。「空気が読めない人」、「落ち着きのない人」を形容する流行り言葉になっています。

人付き合いが苦手だったり、1人でいるのを好む人が、自分の特徴を説明するために自称することもあります。

ここでは、これらの言葉が示す「発達障害」の特徴と子育てで注意すべき点、発達障害のお子さんや家族が、検査や相談、支援を受けられる機関を紹介します。

発達障害を理解し、相談窓口を活用して、子どもの人生をより良く!

発達障害とは

発達障害には、大きく自閉症スペクトラム症(ASD)、注意欠陥多動症 (ADHD)、限局性学習障害(LD)などの下位分類があります。これらの障害は脳機能に依るもので、発達の偏りや凸凹であるため、外見からはわかりにくいです。

また、知的な遅れを伴わないタイプや、知的に高いタイプの発達障害では、自分や周囲が障害に気づかないまま一生を終えることも少なくありません。

さて、それでは何が問題となってくるのでしょうか?

発達障害を持つ人は、自分の興味、関心にひたむきです。そのため、こだわりが強い、落ち着きがない、ととらえられてしまいがちです。また、集団・社会的行動を苦手とするため、会話が一方通行で、コミュニケーションが取りにくいことがあります。

そのため、子ども時代には「育てにくい子」、「困った子」ととらえられてしまって叱責される経験を繰り返し、自分に自信をなくしてしまったり、成長とともに進学、就職、結婚などのライフイベントを経験し、その中で、自分も相手も困ってしまう経験をし、気づくケースが多いのです。

発達検査で子どもをより理解しよう

お子さんが、学校で先生から「少し気になる」と指摘され悩んでいませんか?友達が全くできず、孤立してませんか?インターネットで検索してみると、発達障害の特徴とわが子の姿が大きく重なって、心配していませんか?このような時、お子さんの得意、不得意や、発達の凹凸を測ることができるのが、発達検査です。

発達障害の傾向があるお子さんの場合、早期にそれを把握し、周囲の大人が特性を理解しながら養育していくことが、本人の自尊心を育て、ひいてはより良い人生につながります。

発達検査に必要な料金・時間は?

検査に必要な時間は1時間から2時間くらいで、公的機関なら無料で受診できます(年齢や自治体にもよる)。 発達検査には様々なものがあり、検査を受ける人の状況、状態に応じて、どの方法を用いるのかで変わってきます。

また、発達障害に関しては、発達検査だけで障害の判断をするわけではなく、親御さんへの問診にて、お子さんにどんな症状や、困りごとがありそうか、生まれてから今までの社会性や対人コミュニケーションの様子などの聞き取りをし、さらに遊びの空間においての行動観察を行って、総合的に判断します。

発達検査はどこで受けられるのか?

発達検査は、各自治体の療育センターや、一般的には児童精神科医の所属している精神科、心療内科等の医療機関で受けられます。特に18歳未満のお子さんであれば、公的機関で発達検査を受けられる自治体が多いです。まずお住いの地域の役場に電話などで問い合わせてみましょう。

公的機関で発達検査を受けるメリット・デメリット

公的機関で検査を受けるメリットとしては、料金がかからない、ないしは安いこと、お子さんの通っている学校との連携がとりやすいこと、他の社会資源の紹介を受けられることです。

他方でデメリットとして、検査待ちの期間が長くなりがちな点があげられます。検査を受けるまでに何か月も待つことが珍しくありません。

医療機関で発達検査を受けるメリット・デメリット

できるだけ速やかにお子さんに検査を受けさせたい場合は、医療機関を受診することを選ぶケースが多いでしょう。医療機関で検査を受けるメリットは、公的機関ほど検査待ちの時間がないことが挙げられます。

他方でデメリットは、医療機関での検査は、自費診療の扱いとなるケースが多いので、お金がかかることがあげられます。

公的機関においては、無料から数百円程度で受けることができるケースが多いですが、医療機関や民間のカウンセリングルームにおいては、一般的に5千円から1万円位かかるケースが多く、場合によっては、もっと高いケースもあります。

発達障害かもしれないお子さんの子育てで大事なこと

周囲の大人が子どもの得意・不得意に理解を持ち、その子に合った対応をするべき

発達障害は、発達の凹凸、得意不得意の偏りという意味では、その人の個性です。最近、著名なミュージシャンやタレントなどの芸能人が、自身の発達障害を公表したことからもうかがえるように、時に大人になってから、その特性を活かして社会的成功をおさめる人も少なからずいます。

ただ、発達障害のお子さんや、検査の結果がはっきりと出なくても疑わしかったり、まだ検査は受けていないけれども発達障害かもしれない「ちょっと変わったお子さん」の子育てで、悩んでいる親御さんは決して少なくありません。

なぜなら、発達障害やその傾向のあるお子さんは、集団生活や社会的生活が得意ではないため、学校になじめず不登校気味になってしまったり、友達ができにくかったり、人との距離の取り方が分からず危ない目にあったりと、苦しい思いをすることが少なくないからです。

だからこそ、公的な相談窓口も活用しつつ、周りの大人が発達障害について理解をして、その子にあった対応を考えていくことが大事です。

発達障害の子どもの特徴を知ろう!

ここでは、おおむね学童期前後にみられる、発達障害のお子さんの特徴を取り上げます。

お子さんの中には、保育所や学校などの集団生活の中で、年齢相応の発達を鑑みると、とても得意な分野がある一方で、極端に苦手な分野がある、という形で、発達の凸凹がある子がいます。
 発達障害の傾向が気になるお子さんには、たとえば以下のような特徴があると言われています。

人との関わり方、遊びの場面で見られる傾向

発達障害を持つお子さんは、ひとり遊びが多い、会話や行動が一方的でやりとりがしにくいなどの傾向を持ち、友だちと一緒に遊ぶことが苦手な場合があります。また、おとなしすぎる、常に受動的であるという形で、その傾向が表現されることもあります。

発達障害については、しばしば「空気が読めない」と形容されるように、相手の気持ちを想像したり、暗黙のルールが分からないため、その場の雰囲気が共有できにくいです。

また、こちらの訴えたいことを汲んでくれる大人や年上の子とは遊べる、あるいは発達の遅れの遊びへの影響から、年下の子とは遊べるけれど、同級生とは遊べないケースも目立ちます。

コミュニケーションの傾向

口は達者で、年齢相応ではない難しい言葉を使うのですが、会話が一方的で、相手にわかるように話すことが苦手なケースがあります。

自分の伝えたいことだけ話して、授業中や集会など、話しを聞かなければならない場面で、人の話を聞いておらず、大人の指示が伝わらなかったり、落ち着きなく席を立ってしまったりします。

また、人の話を聞いて理解すること、相手の表情、声の調子など、会話の行間など、ことば以外の状況から相手のことを理解する力や察する力が弱いため、相手にとって失礼なことや相手が傷つくことを言ってしまったり、相手の冗談を字義通りに受け取り、自分が傷ついてしまうことがあります。

注意・集中の力、傾向

自分の興味、関心のあることには、非常に集中し、没頭しますが、興味のないことは全くできない、というように、注意や集中の向かい方にムラがあります。一度集中すると、話しかけても気づかない、聞かないという形でそれが表れることもあります。

注意の配分がうまくできない、逸れやすいなどの傾向があるため、同時にいくつかのことに注意を向けて物事を処理することができなかったり、考え事をしていて指示を聞きそびれてしまうことがあります。

また、新しい刺激があると、今していることを忘れてしまうことがあるので、落ち着きがない、集中力がない、ぼんやりしている、などととらえられてしまうことも少なくありません。

そのほか、毎日している準備なのに非常に忘れ物や落とし物が多かったり、部屋や引き出しの片づけができないこともあります。

感覚

感覚が、ある場面では過度に敏感であったり、またある場面では極端に鈍感であることで、日常生活の中で困ることがあります。

たとえば、聴覚が敏感である場合、ざわざわした音や、雷などの大きな音が苦手で、手で耳を塞ぐしぐさが目立つことがあります。

また、皮膚感覚、触覚の過敏さによって、靴下をいつも脱いでしまったり、いつも同じ洋服でないと嫌がる、化学繊維の服が着ていられない、
小さいうちから手をつなぎたがらないなどの傾向がみられることがあります。

また、味覚、嗅覚などの過敏さによって、極端な偏食で食べられる食材がほんの少ししかないということもあります。

情緒・感情の傾向

感情のコントロールが苦手なケースがあります。些細なことでも、とても怖がったり、目に余るほど短気であり、少しでも注意されると頭に血がのぼってしまったり、思い通りにならないことでパニックを起こし、興奮状態が続くようなこともあります。

この背景には、経験をもとに状況を予測することの苦手さや、想像することの苦手さ、感覚の過敏さなど、複数するいくつかの要因が存在します。

学習

得意分野と苦手分野の差が極端にみられることがあります。円周率は100桁覚えている、図鑑に出てくる虫や天体の名前をほとんど覚えているのに、作文は全く書けない、難しい言葉を使い、頭の回転もはやく話が流暢であることに対して、作業は極端に遅いなどの形で、学習の場面において発達の凹凸がみられることがあります。

運動

運動が苦手であることがあります。たとえば、身体全体を使った運動、細かい手先の操作や、協調動作の苦手さがみられる場合があります。

たとえば、身体がグニャグニャしていて、床に寝転がっていることが多かったり、手先が極端に不器用で、絵や字を書く時の筆圧が弱かったり、箸がうまく使えず食べこぼしが多かったりします。また、運動の調整が苦手で、乱暴に思われてしまったり、話すときの声が大きすぎたりします。

このように、発達障害にはさまざまな特徴があります。ここでは、発達障害についての情報を包括的に紹介しているサイトを紹介します。

発達障害についての公的情報サイト

国立障害者リハビリテーションセンター・発達障害情報・支援センター
発達障害情報・支援センター
発達障害情報・支援センター

発達障害に関して、当事者、ご家族、支援者、自治体関係者等に向けて幅広い情報提供を行っています。

公式サイトを見る

本人、家族、発達障害のついて知りたい人、発達障害に関わる支援者など向けのサイト
サイト内にて、全国の相談窓口を検索することが可能です。

子どもの発達障害の相談窓口について

お母さん、お父さんが今、お子さんに対して困っていることは、本人も困っていること、将来困ることかもしれません。子育てに自信を無くしてしまった時、これから我が子をどう育てていってよいのか悩んでしまった時に、相談を受けたり、社会資源の紹介を受けられる公的相談機関は下記のサイトからご確認ください。

公的な相談機関の紹介

相談窓口の情報 - 発達障害情報・支援センター
相談窓口の情報 - 発達障害情報・支援センター

発達障害に関して、当事者、ご家族、支援者、自治体関係者等に向けて幅広い情報提供を行っています。お住まいの地域にある、発達障害に対応する相談機関をご紹介します。

続きを見る

 

参考文献
https://stepsupport.city.nagoya.jp/
名古屋市子ども発達支援サイト すてっぷサポート

http://www.city.nagoya.jp/kurashi/index.html
名古屋市HP 暮らしの情報

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