- 不安が頭から離れない
- 自分のことを聞いてほしい
- どこに相談したらよいかわからない
そんな方が相談先を探すとき、どうやって相談先を選べばいいのか?わからない方も多いですね。
特にカウンセリングルームと精神科・心療内科ってどう違うの?どっちに行けばいいのか?と思う方もいらっしゃいます。
ここではカウンセリングルームと精神科・心療内科の違いを紹介しながら、悩みを解決する複数のアプローチについて紹介します。
今、悩みを相談する先を探している方はぜひ参考にしてみてください!
カウンセリングと精神科・心療内科の決定的な違いとは
薬でアプローチするか、その他の方法でアプローチするかが一番の違い!
簡単に説明すると、精神科・心療内科にしかできないことは、悩みに対して薬でアプローチすることです。
ドクターは薬の専門家です。また、休職などの申請のために医学的な診断書を出すことも精神科・心療内科にしかできません。
薬や診断書がいらない場合はカウンセリングも選択肢に
ですから薬のアプローチと診断書を求めないのであれば、カウンセリングを選択していただいてもよろしいのではないかと思います。
状況に合わせた複数のアプローチを試してみることも大事
全ての悩みは生物・心理・社会モデルでとらえられます。
例えば「お金がない不安が頭から離れない」という悩みだとします。
社会の視点からみると、その原因を貯金額がゼロや失業に仮定した場合は、社会福祉士に相談して、福祉制度の給付や支援の対象にならないかどうか、弁護士や司法書士に相談して借金の過払い金がないかなど、少しでもお金自体を増やすことのアプローチになります。
心理の視点からみると、その原因を幼少期の両親のお金にまつわる殴り合いの喧嘩の目撃によるトラウマに仮定した場合は、カウンセラーによるトラウマセラピーやリラクゼーション訓練、行動変化のための支援などのアプローチになります。
生物の視点からみると、その原因を脳のある部位の過活動による気持ちの切り替えの困難さに仮定した場合は、医師による薬物療法による脳神経へのアプローチになります。
以上3つのどの視点からのアプローチも有効です。
どの選択肢を選んでいただいてもかまわないのですが、1つだけのアプローチで効果がない場合は、他のアプローチも加えていくことを検討する必要があります。
公認心理師のカウンセリングなら、多面的なアプローチが期待できる
公認心理師や臨床心理士のカウンセリングであれば、養成課程で必ず生物・心理・社会モデルに基づいた悩みの理解の仕方を習っているので、入り口がカウンセリングであった場合に必要性が生じてこれば医療や福祉につないでくれます。
よってカウンセリングを受ける場合は公認心理師や臨床心理士のカウンセリングを選択するのがおすすめです。